「渋谷ではたらく社長の告白」 〜Part5〜

ある日、オックスプランニングセンターでアルバイトをし、大学時代から一緒に過ごしていた親友の中山から経営陣で内紛が起きたと電話が来ます。そして、前職内で上手くいかなくなった中山と、お世話になっていた渡辺専務の3人で起業しようと話が進みます。藤田さんは、今の会社を辞めるために、宇野社長に報告すると、

「渡辺くんとやるのをやめて、新会社の社長は藤田がやること。そして、その会社の50%インテリジェンスから出資してイコールパートナーにすること。」

と話を持ちかけられます。それを聞いて社長になれるチャンスがきた一方、専務と中山を裏切ってしまうことに戸惑ったが、自分が1番社長に向いていると考えるようになっていたのです。

2人に持ちかけられた話をし、渡辺専務は白紙にしようと口では言うが、その時点で起業計画から手を引き、藤田さんと疎遠になってしまいます。

中山も、話を持ちかけてきた宇野社長と話し合うが、納得行かず、結局起業を誓い合った仲間2人を失ってしまいます。

次章からは、ゼロから起業をはじめますが、これまで読んで見て、起業家には藤田さんのような自信と精神力が必要だなと感じた一方で、一度決めたことは曲げない藤田さんの性格が2人を振り回し、裏切ってしまうことになったので、誰かと一緒に何かをするというのは、どちらかが妥協することが必要だと思います。それが出来ていたら今回の起業計画は上手く進んでいた可能性もあったのかなと思いました。

P72まで読みました。