「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで 〜Part10〜

インターネットを軸に営業を代行する会社であったが、自社で製品やサービスなどを開発して会社の軸にしようと、独自にクリック保証型システムを作ることになりました。試しに唯一会社でちょっとプログラミングできる学生に頼んだものの、出来上がったのは話にならないレベルでした。システムが出来上がる前に数々の会社とすでに取引を成立させて納品期日までもう時間がないという時に出会ったのが、当時プログラマーとしてオン・ザ・エッヂという会社で仕事をしていた堀江貴文さんでした。システムを来週まで作って欲しいと無理難題を言っても、実際に完成させ、その後システムに不具合が起きても、堀江さんがサイバーエージェントまでバイクを飛ばして来て、簡単に終わらせて帰ると言った感じでなんとか乗り切っていました。

今回2章を読み終わって堀江さんとの関わりが書かれていて面白かったです。藤田さんと堀江さんが仲がいいのは知っていましたが、有名になる前から2人が出会っていたのが意外でした。藤田さんは売ることは得意だけど、売りたいものが作れなくて悩んでいて、堀江さんは作ろうと思えば大抵のもの作れるけど、それを売ってくれないと金にならないからと困っていて、当時はお互いに足りないものを補う関係が築かれていたとは思ってもいませんでした。

会社の設立当時から、目標として週110時間労働を掲げていて

「週110時間ということは、9時に出社するだろ、そして深夜2時まで仕事する。それを平日5日間。あとは土日に12時間ずつ働くと110時間だ。」と言っていて110時間という数字に恐ろしいと思いました。ただ、時間が重要ではなく仕事に集中していることによって好循環に早く乗せることを重視していて、有り余る時間をインターネットの勉強や次の事業の発掘にあてていました。週に110時間の仕事の量から生み出す質と利益は、普通の人と同じぐらい働いていたら生み出せないことで、実際に目標に掲げたことをやり抜くということは、私も見習わなければならないことだなと思いました。

P155まで読みました。