「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで 〜Part 3〜

会社で働くも、その会社の主要業務が何なのか分からないまま、いきなりフリーペーパーの広告営業を任されます。

名刺の渡し方や基本的な営業トークは教えてもらったがあとは適当にやれという感じで外回りに出されます。

会社名を名乗る時は、新しいフリーペーパーだからといって名前を変えて名乗ったり、歳も学生のアルバイトと言ったら売れなくなるから25歳の答えたりと、ベンチャー企業の強烈な洗礼を受けたのです。

これから創刊するフリーペーパーの広告を売ることはかなりハードで、バイトで自分と同じように採用された仲間は辞めていく中、藤田さんはがむしゃらに数をこなしていました。

ベンチャー企業の人はプログラマー出身の人が多いという印象でしたが、意外にも、営業マン出身であることに驚きました。

結局、手がけていたフリーペーパーは数刷発行した後、事業撤退となったが、その間に藤田さんはバイトとは思えないぐらい一生懸命仕事に打ち込んでいました。

「歌が下手=ミュージシャンになれない」=「仕事ができない=経営者になれない」

がむしゃらに仕事に打ち込んでいた理由にはこの言葉が原動力であったのです。

お金をたくさん持っている社長であっても、決して楽ではなく苦悩がたくさんあって強靭な精神力が必要であると思いました。

ただ、藤田さんはお金にこだわっている感じはなく

「おれは21世紀を代表する会社をつくる」

と純粋に夢を追っていたのが分かります。

P35まで読みました。