「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで 〜Part11〜

今回で全て読み終わりました。最初に読んでいた時は、学生の時から自意識が高く、会社を設立してたった2年で上場するまではもちろん上手くいかないこともあったが、割と上手く行って成功談が多かったのですが、ネットバブルが崩壊後、株価が低迷し、株主からの批判が藤田社長に集中しました。ライバル企業からは買収話がいくつも持ちかけ、急拡大したツケで、社内も混乱を極め始め、藤田さんは、株価対策に奔走するが、効果は全く出なかったのです。社内外から激しい突き上げを受け、絶望の淵に立たされ体重も9キロ落ちてしまうなど、周りから段々追い詰められて行く様子に、読んでいて心苦しくなりました。2004年に努力の末、黒字に戻すことができました。

ただ、学生の時から

「21世紀を代表する会社を作る」

という言葉がこの本の中で何回も出てくるのですが、これは現在の企業のビジョンとしても掲げていて、上手くいかない時もこの目標に向かって努力を惜しまず信念を貫く精神力の強さに感動しました。

この本を読んで、藤田さんのような目標に向かって強い情熱を傾けることは、簡単には真似出来ないと思うけれど、これを参考に、自分の目標を見つけ、自分のペースで目標に向かって努力をすることが大切だと思いました。