「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで 〜Part9〜

当初に居たバイトの電話番の女の子と、インテリジェンス時代の先輩が、会社を始めて1ヶ月ほどで辞めてしまい、急いで新しい人材を見つけようと、藤田さんや日高さんの友人を片っ端から誘うものの見つかりませんでした。石川さんみたいにバイトだけど社員同様に働いてくれる人を無料で求人広告を載せられるサービスで載せたところ、高学歴の学生が次々と応募し、10名ほどバイトを採用します。ただ、日給に見合わない仕事量に、藤田さんの創業の辛い思いを学生達に共有することは難しかったのです。

そのため、社員を採用しようと、設立3ヶ月の社員ゼロにもかかわらず、新卒採用を行い、採用コンサルティングの経験から、大学で配布されたメールアドレスは、@の前の学籍番号を連番に変えて片っ端から送り続けました。その反響は、100名以上の説明会の応募で、最終的に7名に内定を出しました。

その一方で、会社の経営処理は限界が来ていて、藤田さんも日高さんも元は営業マンで、2人とも経理が得意ではありませんでした。通帳には20万で、売り上げは増えているけど、お金が入るのは2ヶ月先なのであまり良くない状況に陥りました。そこで、藤田さんのオックスプランニング時代に、経理をこなしていた宮川さんという女の人に声をかけ、最初は断られたものの、後に転職し、資金調達方法に詳しい彼女のおかげで、一応、当面の資金繰りの目処がついたのです。

今回読んだところで、今まで働いて出会った人のおかげで、会社の危機を免れることができ、今までの起業してきた仲間もそうですが、人との出会いがとても大事だと気付かされる章でありました。

P132まで読みました。