「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで 〜Part4〜

大学四年生になり、オックスプランニングセンターで可愛がって貰っている恩師、渡辺専務の勧めから就職活動を始めます。そして、自分の働いているライバル社であるインテリジェンスに就職します。理由はその会社の社長の企業の目標と真剣で純粋な眼差しが藤田さんの胸を熱くさせたからです。

渡辺専務から見て、人一倍目をかけていた藤田が、ライバル社に就職。これがプロローグにあったように恩師に対する1度目の裏切りだったのです。

就職したのにもかかわらず、5年目の大学生活を送ります。就職して1年目だと仕事が忙しくないので自ら仕事を探し、土日やゴールデンウイーク、夏休みも休まず働き、社内では凄い新人だと注目されます。そして、1年目にして稼いだ粗利益額は5000万と、結果を出している自分に満足します。

今週はP55まで読みました。

今回、驚いたのは、自分の働いていた会社ではなく、そのライバル社に就職したところと、休みが無くても苦痛を感じず、夢中になって仕事をしたところです。私だったら、築いてきた人間関係を壊すのは怖いし、仕事に夢中になったとしても休みは欲しいので、藤田さんと自分を照らし合わせた時に、感覚が違くて圧倒されました。

「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで 〜Part 3〜

会社で働くも、その会社の主要業務が何なのか分からないまま、いきなりフリーペーパーの広告営業を任されます。

名刺の渡し方や基本的な営業トークは教えてもらったがあとは適当にやれという感じで外回りに出されます。

会社名を名乗る時は、新しいフリーペーパーだからといって名前を変えて名乗ったり、歳も学生のアルバイトと言ったら売れなくなるから25歳の答えたりと、ベンチャー企業の強烈な洗礼を受けたのです。

これから創刊するフリーペーパーの広告を売ることはかなりハードで、バイトで自分と同じように採用された仲間は辞めていく中、藤田さんはがむしゃらに数をこなしていました。

ベンチャー企業の人はプログラマー出身の人が多いという印象でしたが、意外にも、営業マン出身であることに驚きました。

結局、手がけていたフリーペーパーは数刷発行した後、事業撤退となったが、その間に藤田さんはバイトとは思えないぐらい一生懸命仕事に打ち込んでいました。

「歌が下手=ミュージシャンになれない」=「仕事ができない=経営者になれない」

がむしゃらに仕事に打ち込んでいた理由にはこの言葉が原動力であったのです。

お金をたくさん持っている社長であっても、決して楽ではなく苦悩がたくさんあって強靭な精神力が必要であると思いました。

ただ、藤田さんはお金にこだわっている感じはなく

「おれは21世紀を代表する会社をつくる」

と純粋に夢を追っていたのが分かります。

P35まで読みました。

『渋谷ではたらく社長の告白』を読んで 〜part2〜

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自分の夢を起業家に変更したが、どうやったらそうなれるのか、それでいいのかと何もわからないまま、大学に進学するため偏差値40から猛勉強し、青山学院大学経済学部に合格します。

都会に出てくると高校の時からハマっていた雀荘がある環境が気に入り、麻雀の面白さにさらに取り憑かれて大学にも行かず通い続けます。

そして、行きつけの雀荘の店長に声をかけられ、プロの雀師になりました。

私の周りにも、学校にはあまり来ないけど試験は結局出来てしまうという友達がいます。そのような友達皆さんも周りにいたりしませんか?藤田さんは、プライベートやバイトの方を優先させているような、頭が良い人によく見られるタイプだなと私の偏見ですがそう感じました。

ところが、藤田さんは3年生になるときに留年してしまい、それを機に雀荘を辞めバーで働き始めます。そこで働いてる先輩に『お前の将来の夢はなんだ。』と言われそこで、『起業家になる。会社を作る。』という目的を持って上京してきたことを思い出すのです。

会社を作るためには何をするべきかと、最初に新しいスーツとフロムエーを買いに行き、広告でたまたま目につけた株式会社オックスプランニングセンターというリクルート出身者数名で立ち上げられた会社で仕事を始めます。

バイトの先輩の言葉で背中を押されるように、すぐに行動に移せるのは簡単なことではないので、実際に私も資格を取りたいと思っているのに、なかなか行動に移せない自分が情けないなと感じさせられました。

今年中には私も何か1つでも取りたい資格が取れるようにまず参考書を買うという初歩的なところからすぐに行動に移そうと思いました。

〜P26まで読みました。

『渋谷ではたらく社長の告白』を読んで 〜part 1〜

『渋谷ではたらく社長の告白』

藤田 晋

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https://www.amazon.co.jp/%E6%B8%8B%E8%B0%B7%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8F%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%AE%E5%91%8A%E7%99%BD-%E8%97%A4%E7%94%B0-%E6%99%8B/dp/4902843056

毎週少しずつこの本を読んで、印象に残った部分をピックアップし、感想など投稿していきます。

今週は、17ページまで読みました。

プロローグにて

「世界でたったひとり。わたしは孤独でした。(略)」

と急に話は始まり絶望の淵に立たされている藤田さんの孤独と絶望の心境を圧倒的なテンポで描写されています。

そして藤田さんの幼少期からのエピソードが始まります。

「1500名の中学の生徒会長。バンドのボーカリスト。学校内でも知名度が高かった私は、学園祭で大声援を浴びました。」という部分から中学生時代は目立つことが好きである少年であったことが感じられました。

その快感から

「小学校の夢は作家になりたいと言っていたが

中学はミュージシャンと、一度しかない人生を後悔しないように送りたいと考えていた。」

そして高校生になってからは、「おれは将来、レコード会社を作ってお前をデビューさせてやると

口からでまかせで言った言葉が、音楽を諦め起業家を志した瞬間だった。」

(お前とは、高校時代同じバンドではなかったが共にプロになろうと話し合っていた音楽の才能がある親友)

と言っています。

夢は変わりつつもあるが、いつも夢を大きく持っていて、小さい頃から普通の人生では終わりたくないという、藤田さんの学生時代の夢に対しての憧れが伝わってきました。

普通の人生では嫌だというところから、また学生時代から目立つことが好きなことや自信があるところから起業家の気質があると感じられました。

衝撃的なプロローグから始まり学生時代、そして起業と話は進むと思うが、プロローグにあるようにどんな展開で著者は絶望の淵に立たされてしまうのか、ノンフィクションのような話にとても楽しみです。